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東京五輪ボランティア参加で「もらえるもの」公開

とらわこ

オリンピックってボランティア参加するとなんかもらえるのかな

ぱんだ

スポンサーが提供する限定非売品グッズとか結構もらえるみたいだな

とらわこ

そうなのか!それはぜひ欲しいな。
まあよくわからんけど、実際に参加して調べてみるわー!

目次

参加にいたるまで

 東京2020オリンピック競技大会は2020年の夏に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行をうけて1年延期となり、2021年7月23日から8月8日までの17日間開催されることとなった。競技会場は東京都を中心としているが、東北や北海道のほかとらわこが参加した静岡県も開催競技会場がいくつかある。

基本2019年に一般募集していたボランティアを続投しているようであるが、人数が足りないところは追加で募集をかけたよう。

とらわこはおもしろいことが好きなため2019年にこのボランティア募集の存在を知り、看護協会を仲介にはさみつつ以後組織委員会や周囲の人間に参加したいアピールをつづけ、今回メディカルボランティアとして参加することに成功したのである。

他のボランティアの人に話を聞くと、大会組織に関係のある医療職の人が友達に声をかけ徐々に人数を増やしたらしい。あとは会場のある県の看護協会や医師会などに要請がかかり、地元からも選出されるようにしたのだとか。

実際とらわこが勤めていた病院にも2019年時点で要請があった。しかし延期になったことと情勢の変化で病院から医療職を出すことを病院が嫌がり人手が足りないところもでたそうな。

なお、今回参加した伊豆の競技会場で、選手に対しての医療対応を行ったのは40~60名程度の医療職種ボランティア。

選手対応以外に、メディア向けの医務室や一般客用医務室もあったようなので、メディカルボランティア人数はもう少し増えると思われる。

とらわこは2泊3日(前泊のため)で大会には2日間参加することとなった

何をもらえたの?

とらわこの物資支給条件は以下のとおりである

◎看護師でメディカルボランティア(負傷した選手の救護活動を行うボランティア枠)として参加

◎参加期間は2日間(連続で参加)

◎静岡修善寺にあるベロドロームで行われたマウンテンバイク競技のボランティア

もらったグッズは以下の通り

ウインドブレーカー 帽子 マスク シャツ ズボン 靴 バック 靴下 接触冷感タオル 入場パス 塩分補給タブレット 体調管理ノート ボディシート 

ぱんだ

案外たくさんもらえたな・・・俺にもくれ

とらわこ

大荷物で移動が大変だったよ・・・

  • ウィンドブレーカーはフードは襟元に収納できるし、デザインもgood
  • シャツはスポーツ用の薄手のペラペラした素材だが、汗もよくすってくれて快適
  • マスクは耳が少し痛くなるが、個人的には呼吸がしやすく暑くもなかった。
  • ズボンも半ズボン・長ズボンどちらにもチャックひとつで変更可能で両サイドにポケットもあり、伸縮もあるため肌になじみやすい
  • もサイズピッタリ、マウンテンバイクの山道ではすべったりして大変だったが、日常生活では快適に履けそうである 色はグレーであるため汚れは少し目立つ。
  • 上記グッズをいれる袋(不織布の簡易的なバック)もオリンピック仕様でテンションがあがる 

メディカルボランティアは、写真にあったユニフォームに追加で医療者であることを周知させるゼッケンを装着。このゼッケンはボランティア終了時に組織委員会に返却となった。

個人的に感動したのはバック

見た目小さいが、収納力バツグン。この小さいバックにタオル・ケータイ・携帯充電器・ペン・印鑑・財布・お菓子・薬袋・小物入れなど入れていたが余裕であった。

ペンホルダーも、ボランティア活動でメモをするために1本だけペンを忍ばせたいときに大活躍

チャックの留め具も持ちやすいのがありがたい。底のマチがしっかりあり、大きく口もひろがる。

紐の長さ調節で腰にまわすポシェットのようにできたり、肩掛けワンショルダーのようにもできるのもnice

色はグレーでやや地味であるが、機能性が良すぎて重宝。今後も旅行の際に使っていきたいものである。

また、写真ではそれぞれひとつずつしか載せていないが、シャツは3枚・ズボンは2枚・靴下は2セット・マスク2つを支給された

一時期ボランティアの服装がダサい、機能性に欠けるとの報道があったが、、、、いろいろと改善されたのか機能性もばっちりOKで私生活でも使いたいと思える内容である。

あと、会場チェックイン時(ボランティア活動前に寄る受付窓口)では上記のアイテムのほかに

いろはす500ml×2本  熱中症対策の塩分補給ドロップ×1  汗拭きシート的なウェットタオル(オリンピック仕様)×2   雨天時は合羽×1

が配布された。

ドロップは10cm×10cm程度の小箱にたくさん入っていてしょっぱいが暇つぶしに舐められるのがよい。

汗拭きシートは外装がオリンピックのマスコットキャラクターがついておりかわいい。メルカリにわりとお値段高めで多数出品されていた・・・とらわこは売らないぞ!

帰りの荷物が多くてたくさん詰め込んだため、塩分補給タブレットの箱がぼろぼろになってしまった

昼食はエアコンのきいた館内で食べることができ、3~5種類のうちから好きな弁当を選ぶスタイル

お弁当の味はふつう。量は普通~やや多めくらいで、チョコ2つとグミ1つ、アイス1個を追加でもらえる

昼食時は自動販売機で好きなドリンクを1本選ぶことができる(スポンサーのコカ・コーラ社商品)

とらわこ

自販機でお金をいれずに好きなものをポチっと押してドリンクがもらえる仕様。テンションあがったぜ。

物以外の‘もの’も得ることができる

ボランティアに2日間参加でユニフォーム一式・熱中症対策グッズ・一食分の食事といった物を支給されたこととなる。

なかなかに豪勢ではないだろうか。一生に一度経験できるかどうかの自国開催オリンピックのボランティア経験と、こうして思い出となる物をもらえるのはとてもうれしい。行ってよかったと思える。

また、物ではない‘もの’を得た実感もある。

たとえば、金メダルをこんなに近くでみれるなんて!とか・・・選手の練習時の表情とかはテレビで鑑賞するだけではわからない。競技の難しさや、コースの高低差・人間離れしている感も会場で活動するからこそ実感できる。

ほかには

同じメディカルボランティアでも、医師・看護師・PTとそれぞれ専門職がいた。それ以外に大会組織委員会関係者・選手・選手関係者・メディア関係者・山岳救助隊(マウンテンバイクの会場的に必須)・自転車競技会関係者など多岐にわたる職種の人とコミュニケーションや連携をとることとなる。

左のほうにいらっしゃる方々が山岳救助隊、右の赤いゼッケンをつけているのがメディカルボランティア

とらわこは2日間のみの参加であったが、アットホームな雰囲気で仲良くなれた人たちも多かった

一緒に写真を撮ったり連絡先を交換したりして普段関わらない人と交流を持てたことは、日常生活では得ることのできない‘もの’を手に入れることができたと感じている。

まさしくボランティアの醍醐味といえるだろう

実際、とらわこも初めて山岳救助隊の人と話をしたのだが、それがこのお方 近藤謙司さん

株式会社アドベンチャーガイズ代表取締役 近藤謙司さん

近藤 謙司 | Garmin Ambassador | Garmin 日本

なんとエベレストに7回登られたらしい さらにお笑い芸人イモトアヤコさんが登ったマッターホルンには80回以上、アイガーには25回以上ガイドで登山されたとか・・・・コロナ禍でなければ、海外で活動されていたんだろうなと思う。

今は様々な山岳ガイド関連の会社の運営や委員長をされているよう。こんなに精力的な方がいらっしゃるんだなあとしみじみ

落ち着いていながらも、よく通る声でわかりやすい説明をされ、挨拶もとても気持ちのよい方で、写真撮影も快く応じてくれた

こんなすごい人に会えてこのような活動をされていることを知れたのも、規模の大きい国際大会ならでは?と思う。

とらわこ

色々な職業の方と会えるってすごく刺激をもらえる!参加してよかった~

ボランティアは偉くない

活動中とある医師に「ボランティア活動の経験がほとんどなく緊張している」という話をしたところ

ボランティアってのは無償でよいことをするのが良いわけじゃない

ここに参加するために、職場で別の人に仕事を変わってもらったり家庭から離れて来ている

ある意味、人に迷惑をかけてここに来ていることが多い

だから偉くない

それに、大会組織とは労働契約をしていない。だから、まかされたことを淡々とやるだけ

そこに「常に笑顔で」とか「もっと作業をスムーズにこなさなきゃ」とかはいらない

自分らしく、自分にできることを無理せずもくもくと。

だから、緊張しなくてもいいし、できないことは断って当然いいんだよ

と言ってくれた。

参加するからにはだれかの役に立ちたい!という気持ちがあったし、そうなれるよう頑張らなくてはいけないと思っていた。でも、~しないといけないではなく、まかされたことをできるだけしっかりこなす。その結果だれかの役にたっていると考えることが大切なんだと気づいた。 もちろん、無償でだれにも迷惑をかけず自己責任でボランティアに参加される方もいる。それはすごいと思うけれど、全員が必ずそうあるべきでもないと思う。 これを教えてくれた医師の発言は、ストンと心の中で納得できた言葉だった。

活動時使用するスクープストレッチャー 大会開催までに複数回救護の研修があった 当日も競技までは訓練を行った

何より、自分自身活動することに喜びや楽しみを感じてもいいんだと思う。

私はだれかのため の前に自分自身のためにもボランティアを励みたいと思った。

たぶん、自分のため という気持ちはだれでも強くもつと思うし、積極的になれると思う。自分の経験値を高めながら、結果だれかの役にたっているという充足感は自己肯定感UPにつながるだろう。

謎の足上げポーズ(笑)でも、楽しい

とくにボランティア最終日はチームが一丸となって大会運営に臨んでいた。大勢で何かを成し遂げるという経験は看護師では学生以降はなかなか経験できない。だからこそ、活動終了後達成感や満足感というものがじんわりと心に沁みた。

コロナ禍で少なくなったが、やはりイベントとはいいものである。

とらわこ

みんなで何か成し遂げるって、ひとりじゃない感じがしていいよね。

ぱんだ

崇高な目的がなくても、参加することに意味があるな

まとめ

東京五輪ボランティアになってもらえるもの

ユニフォーム一式

熱中症対策グッズ

食事

非日常の出会い

交流や人脈を得ることができる

人生経験UP

自己肯定感UP

だれかのためになるという満足感を得ることができる

中国は2008年にオリンピックを開催し、2022年に冬季オリンピックを予定している。

日本も同様に、コロナが落ち着いたらオリンピックをまた開催してほしいものである。その際はメディカルボランティアとして再度参加したいものである。

とらわこ

素晴らしい大会!また参加したい~

ぱんだ

たくさん貰えてよかったな。ところでお土産は?

とらわこ

ありませーん!

ぱんだ

・・・・・・

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